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天上の楽園 乗鞍岳

さて前回のやまのぼりの続きで、木曽駒ケ岳・宝剣岳より乗鞍岳に向け移動開始!
今夜の寝床になる乗鞍高原に向けゴーゴゴー!!
今回も一般道にて移動をします。長野県内を爆走~♪
最初は国道で松本市街地方面まで行き・・・と考えていたのですが、途中から広域農道を選択した飼い主隊長。街灯も無い松本空港を横目に暗い道を進みます。
きっと日中通れば気持ちのいいのんびり道なのでしょうね。
そしてやっと上高地や岐阜方面に向かう道に接続。
実はお風呂を乗鞍高原にある日帰り温泉にしていたので急いで急いで向かうのですが、閉館時間も近くて時間との勝負という状況。ヤバイ!
しっかし1年半前の冬に電車・バスの旅をし、バスに乗ってこの道を通りチームパンダは奥穂高温泉まで温泉旅行に行ったっけ。
その後にこのようにやまのぼりを始めて同じ道を通るとは思わなかったな~と感慨にちとふけってしまったりして。
その内に上高地に向け進む途中、右折して乗鞍高原方面に入ります。
ここから満天の星空を眺めながらのドライブ☆☆☆
最高の時間です。。。ほぅ。。。
パンダ宅の周りも街灯が少ないのんびりとした土地柄だけどやっぱり明るいんでしょうね、こちらとは星の数が全然違います。。。大敗です。。。
そう、天の川も見つけましたよん!他にも星雲なども見られて。
パンダ隊員はコンデジなので星空を綺麗にカメラに収めることが出来なくて残念。本当に一眼レフが欲しいと思ってしまいました。
で、この度なぜ乗鞍高原を目指しているかというと、パンダ隊員はやまのぼりの参考にする為に良くやまのぼりブログをさまよっているのですが、度々おじゃまするブログにて日の出を見るバスが出ていることを知り、その記事・写真を見るにつけパンダ隊員も「行ってみたい病」にかかってしまったのです。
そんなこんなでようやく観光センター駐車場に到着。その横にある日帰り温泉を急ぎ覗いてみると・・・
No!!!
悲しいことに10分ほど過ぎてしまってすでに閉館。。。
仕方なく車内でこそこそと化粧水シートで体を拭くことに。トホホ・・・。
まあ、こんなアクシデントもいい思い出よ。。。と割り切ってみました。
一通り落ち着いたところで駐車場散策。
星空を静かに眺めます。。。ふたりしてじっくり感動を味わいます。
周りは一番バスを狙っている人達が車の中で仮眠に入っていたり、外でお酒を飲みながらキャンプ状態で盛り上がっている人達(←休んでいる人も住んでいる人もいる訳だしこれはどうかと思いますが。。。)もいたりと様々。
一応バス停を確認して時間を確認して9時半にチームパンダも仮眠に入ります。オヤスミナサイ・・・zzz・・・。
さあ、携帯の目覚ましがなりました。3時半です、起床ですよう!
周りの車の人たちも少しずつ起きています。
皆さん、目的は同じ。朝日を見に行きましょう☆
朝ごはんを食べて準備オッケ~、始発バスの列に並びます。
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一台では足りないようで、もう一台増発されます。
暗い道をくねくね乗鞍エコーラインを進みます。
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パンダ隊員はすぐに酔ってしまうので目を閉じて眠気に身を任せます。
1時間ほどたつと畳平駐車場に到着。
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始発は朝日の見える入り口のゲート付近に止まります。
猛烈な風が吹いています(汗)。
パンダ隊員は上じゃこうなるかなと大分暖かな格好をしていたのですが、飼い主隊長は少々薄着だったのでここでレインウェアの上着を着込みます。
周りの人たちの中に、家族で半袖で来てしまっている人たちもいて・・・ありゃりゃ、動けず風を防げるところで動けなくなっています。
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降り立ったところに自転車が。。。もしや漕いでこられた方がいるのかしら???
すんばらしい体力っす!
で、すぐに乗ってきた人たちは三々五々散らばります。
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富士見岳や大黒岳に向かう人が多い中、チームパンダは寒がりパンダ隊員の要望でエコーラインの道沿いで強風避けが出来るところに陣取りました。
ここは寒さも感じなくてじっと待つことが出来ます。快適♪
さあ、空が白み始めました。
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雲はほとんどなくステキな朝日が拝めそう。。。
周りから歓声があがります☆
とんでもないステキな景色の変化に感動!感動!!感動ですう~!!!
これは言葉では表せません。写真でご覧くださいませ☆
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大パノラマに感動しつつ、いよいよ乗鞍岳(剣が峰)に向けてスタートです。
が、パンダ隊員ちょっとトイレへ。
鶴が池の縁を通ってとりあえず駐車場に向かいます。
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ま、間に合った。。。ほっ。。。
ていうのはここまでにして・・・一応帰りのバスの時間を確認します。1時間ごとにしか出ていないので、時間を有効に使うためには大切なこと。
よし!!多くの人たちが上がってくる前にさくさく行って、混む前に下りるとしましょう。
再度仕切り直し。出発します。
最初は一度お花畑脇の木道を通って乗鞍岳(剣が峰)に向かいます。
お花が一杯咲いております。少しずつ朝日に染まっていったりして・・・お花さん、朝ですよう♪なんちって。
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さて方の小屋に向かう広い砂利道を進みます。
ここからはとても綺麗な穂高連峰が眺められます。
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不消ヶ池の雪渓も綺麗で、水面に反射しています。
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しばらく進むと遠くの雪渓に夏スキーを楽しむ人が見えます。
今日はここまではハイキング気分。3000㍍峰には感じません。
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岩ひばりの声が響きます。
こんな気持ちのいい空気を毎日吸っていたら、こんな綺麗な声になるのかなあ~。
パンダ隊員は喉が弱い方なので、ここに住んだほうがいいのかしら!?
肩の小屋に到着です。
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ここから本格的に登山道という感じになります。
ざれた感じがなんとも登りづらい。足を時々とられながら頑張って登ります。
まだ朝早いのでそんなに人がいませんが、もうすでに下りて来られている方も。
朝日を頂上で見たのかな???
途中2便のバスが連なってあがってくるのが見えます。ミニカーみたいだ!
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途中、惜しいが一応ハート石発見。
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いい調子で蚕玉岳に到着。
ここからはもうひと登り。
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ペースが上がります。
頂上到着です!
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奥宮にお参りをした後、高所恐怖症のパンダ隊員は人の少ない景色の良い岩の上でくつろぎたいのですが、ドキドキ感が勝ってしまってそれどころではないのです。
飼い主隊長はあちこち動きまくって御嶽山だ!蓼科山だ!槍だ!などなどなど・・・楽しんで喜んでいます。
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しばらくくつろいでいると、そろそろ2便のバスなどに乗った方々がこちらに向かってくるの見えてきたので、混む前に退散します。
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下りはさくさく進みます。
さくさく行くついでにつるっと滑ったりして。これはご愛嬌☆
あれれ。バスの時間が微妙になってきました。
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コマクサ女王様を撮りつつもっとゆっくりしたいところですが、帰りの道のりのことも考えると今日は剣が峰を攻めるので精一杯ということで。また今度があるさ。
そうこうしている間に、ますます間に合わないかもという空気が・・・。
チームパンダ同様、何やら急いでいるおじ様がマラソン状態で追い抜き走っていきます。
高所トレーニングかといわんばかりです。
すごいねえ~なんてのんきに言ってました。
がっ!
その数分後、チームパンダもマラソン開始。
基礎体力のある飼い主隊長はあまり息も上がらずいいペースで駆け下りていきます。
基礎体力のないパンダ隊員は飼い主隊長について行くというか置いていかれないように必死に走ります。
は、肺が痛い!!!「親方、もう無理っす!」と叫んでいます。
ですがそうも言ってられません。「頑張るのじゃ→っ!!」
これから登ろうと上がって来ている方も何事!?といわんばかりの視線を向けてくれます。
は、恥ずかしい。。。見ないでくだされ。。。
そしてお1キロちょっと走りきって、ぎりちょん間に合いました。
滑り込みセーフ!バスの空いている席に座ります。
すると共に走っていた仲間のおじ様が近くにいらっしゃいました。
「やあ、君たちもやっぱりこのバス狙いだったんだ。後から走り出したから間に合わないかと思ったよ。」と言われちゃいました。
我ながら良くやったと思います。
もしかしたらやまのぼりの時の辛さよりこれの方が辛く感じたかもしれません。
さてバスは乗鞍高原に向け出発です。
パンダ隊員はばててしまって少し立つと夢の中。
気がつくともう駐車場の近くまで戻ってきていました。
終点だったので、添乗されていた係りの方にお礼のご挨拶のついでにどこかいい立ち寄り湯がありませんか?と聞いてみました。
すると、無料で汗を流せる小屋があるとのこと。
その名は「せせらぎの湯」。
時に人が一杯いて入るまで時間がかかるかも・・・だそうです。
無料という言葉に弱いチームパンダは、昨日入りそびれた有料のところはけって、もちろんせせらぎの湯を選択。
観光センターより歩いて5分程少し下って行って、コロナ観測所入り口(!?)って名前だったかな?そんな名の停留所の反対側の砂利道を少し下りて行き、右手に小さな小屋があります。そこが目的地。
洗い場はなく、男女別、小さな湯船にお湯がこんこんとかけ流しになっていました。
お湯は硫黄泉。湯の花が一杯です。
お湯もしっとり気持ちいい~☆
昨夜は思いがけずお湯に入れなかったので大満足です。
ちなみにこちらは冬季は閉鎖だそうで、春深まってから秋までが利用できる期間。時間も夜遅くなると鍵を掛けられてしまって入れないそうです。
チームパンダが行ったときには2~3人の方がすでに男女ともいらっしゃいましたが、とりあえず入れました。
女湯には地元の長湯大好きおばあさんと関西方面からいらっしゃってたご婦人がお先に入っていて、パンダ隊員がどうすればいいのかと迷うところも、「こうしなさい」と指示してくださるので教わりながら一緒に入りました。
地元のおばあさん曰く、最近はマナーがなってない人が多くて、勝手に鍵をかけてしまって貸切湯にしてしまう人もいるそう。
そういうことはいけませんよと呼びかけても無視する方もいるそうで、そんな時は外でじっと待たなくてはいけないのだそうです。
公共のものなので、皆さんが気持ちよく好きな時に入れるのがいいところなのに、おばあさんのおっしゃる通り常識として守ってもらいたいなとパンダ隊員も思ってしまいました。
気持ちよく汗を流したところで、乗り鞍高原から地元まで帰ります。
名残惜しいですが、またステキなお山に会いにきたいと思います。

by piropom510 | 2007-08-19 20:23 | パンダのやまのぼり2007。