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ちょっと雪と戯れる 三頭山

先週は春の嵐にしてやられてやまのぼりに行けなかったので、2週間ぶりのやまのぼりです。
体鈍ってそうだな~。。。

本日のターゲットは三頭山!奥多摩三山のひとつですね。

今日こそはいつもより早めに出てゆっくりやまのぼりを楽しみたいなと考えていた訳ですが、毎度毎度の遅刻気味には変わりなかったです。
夏のやまのぼりに向けて早起き・早行動が出来る体作りをしないといけません。反省。

さて、この三頭山。
いくつか登山コースがあるわけですが、時間的なことを考えるとこちらからスタート・ゴールをするのが適当かと思われまして。
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奥多摩周遊道路に向けて車を走らせることしばらく、桧原村の都民の森に到着しました。
実はチームパンダは以前こちらにあるスポーツ歩道という山腹に作られたアスレチックコースを楽しみに一度訪れたことがありまして。初夏の時期だったのでとても暑かった気がします。アスレチックが終わり三頭大滝を観賞した後、無料で出来る木のキーホルダー作りに熱中して・・・今は亡きワンコのケンちゃんを作りました。今でもパンダの部屋でパンダの帰りを待っててくれています。ちなみに現在腐食の進行によりスポーツ歩道は全面通行禁止となっております。
懐かしいですね・・・。
しっかしもう少し春めいたというか雪がこんなにあるイメージがなかったパンダ。
標高1500メートル近いってことを考えてなかったです。東京都の山!と考えてたので。。。山梨県との県境の山ですから雪があって当たり前なんですね。あれれ。
「雪が割に残っているな。登山道はどうなんだろ?」と考えてると、飼い主隊長が「水、忘れた。。。」とのこと。
おいおい、きっとこの様子じゃ全然ザックの中身を見ないで家出たなとバレバレ。
そんなこんなでスタートはどんどん遅れていき、他の方々はどんどん先に出発されています。
その後水は森林館でゲットすることにして、どうにかチームパンダもスタートしまして。
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都民の森と言うだけあって、木々が大きくのびのびと枝を天空に伸ばしています。
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舗装道と階段を登って事務所のある森林館に到着。
ここで水と情報をゲットします。
情報的にはパンダが事前に考えていたのは「森林館~鞘口峠~三頭山東峰~三頭山中央峰~ムシカリ峠~大沢山~深山の路~石山の路~三頭大滝~森林館」という右回りの大きい周遊ルート。
そこそこ歩きがいがあるかな?と思ってたので。
でも雪がついているのと、踏み固められてるけどその分凍ってたりしてアイゼンが必要なので、時間的にゆとりを持って歩くなら「三頭大滝・ムシカリ峠経由三頭山のピストン」がいいかもとアドバイスされました。
チビアイゼンは持ってきているものの実はまだ一度も使ったことのないアイテムでして、更に雪がそこそこあるならそんなところを未だかつて歩いたことのないやまのぼり1年生のチームパンダは、すぐにアドバイス通りのコースを選択。
無理はしないことが大切。チビアイゼンがどんな感じなのかゆっくり味わうには焦らないでいける方がいいしね。
早速、歩き出します。
まずは大滝の路と呼ばれる平坦な路を歩きます。
本来ならウッドチップが敷き詰められててとても歩きやすい道なのですが、今日は陽が当たらないところはツルッツルに凍っていましてなんとも歩きづらい。
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チビアイゼンはこの時点ではつけてないので雪があるところに足を置きつつ進みます。
やっぱりコースタイムは余分にかかりそうな気配です。
そしてこちらに到着。
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三頭大滝は今日は表面は凍結中。耳を澄ますと内部では水が流れています。
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さあ、先を急ぎます。ここから山道、傾斜が出てきます。
休憩小屋の前を通ってブナの路に入ります。三頭沢沿いに登って行くようです。
ばっちり雪化粧した登山道。でもルートはしっかり整備もされているので安心して登れます。
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ここでチビアイゼン投入かと思いきや、まだ行けるかな・・・行けるとこまでは行っとこうと春夏登山靴で登っていきます。
でもこれ。
単純に練習程度に1回しか家で付けていないので、止まって考えながら付けるのを面倒くさがっただけなのです。駄目だね~。。。
この路は新緑の頃は青々とした緑がすごく気持ちいいんだろうなと思える路。今日は水の音と雪の白さが透明感をかもし出します。
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しばらく登っていくとやっぱりアイゼンをつけたおじ様・おば様たちと出会います。
アイゼンを付けて慎重に足を進めるのを横目に、ガシガシアイゼンなしのチームパンダが追い抜いていく訳でして。
ま、意外に登りなら登れちゃうんですね。
でも後で分かることですが、足には緊張が常に走っていていつもそこまで使わない部分がフル稼働したもんだから、見事に筋肉痛をゲットすることになるんですけど。。。
ムムム~ッ、雪さえなければ苦労なく高度を上げていけますが、どうも本日は余計に時間がかかっている気がします。
南側の斜面に出ると今までの雪は無くなり、ぬかるんだ暖かい陽だまりの道が登場したりもします。
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左手に三頭山避難小屋が見えてきたらもう少しで稜線に出れるという合図。
遠くから見ただけですが、なんとまあ立派な避難小屋です。
ようやくムシカリ峠に到着。
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ここからは15分ほど。
最初に木の階段がありまして。ここら辺は雪がほとんど無いのですが、気を使って足を進めてきたせいかなかなか足が前に出ません。ちょっと遊びながら飼い主隊長に引っ張ってもらいながら疲れを紛らわせます。
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最後は石段を登って・・・
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やったね!!山頂到着。
最後までチビアイゼンの出番なしでした。
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チビパンダもパンダの気持ちを察してかお疲れモードで雪の上でゴロン・・・。
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景色はというと今日はうす曇で富士山方面は分かりづらかったのですが、三ッ峠山はしっかり富士山は薄っすら見ることが出来ました。
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反対側は奥多摩や奥武蔵の山々が見えました。
雲取山や蕎麦粒山などなど、こちらはかなり展望がありました。
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眼下には奥多摩湖も。
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ところどころ木が無いところは展望がありますが、新緑の時期を越え夏に近くなると葉でここまでの展望は得られないだろうな・・・と思います。
さて、写真撮影も終わったところで山ご飯タイム。
今日はカレーうどん。うどんが終わったらご飯もあるのでカレーライス。
飲み物はホットカルピス。濃すぎちゃったけど、運動の後にはこの甘さ・甘ずっぱさがうれすぃ☆
満腹になったところで、飼い主隊長と相談。
ご飯を食べている間、周りの人たちはどちらに下るのか観察していたら、鞘口峠に向かう方が比較的いらっしゃった・・・なんならチビアイゼンを装着してそっちから下りてみようか・・・ということになりました。事務所の人も鞘口峠に向けアイゼンを付けて下りで道を使うなら大丈夫だと・・・というお言葉をもらってたのもふと思い出し、もうこのルートで決定!っていうことは本日は左回りの小さい周遊コースになりました。
早速チビアイゼンを付けます。
飼い主隊長はすらすら付けていましたが、パンダはモタモタ。モタモタはどんな時も相変わらずですけどね。
しっかり固定するのが難しく、飼い主隊長のお手伝いをいただきまして形になりました。これも相変わらず。
ありがとう、飼い主隊長。
そして出発です。
最初から雪の下りです。
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感触はというと滑ることは滑るけど、やっぱり安心感・足の負担度は全然違う!歩きやすいです。2人して「面倒くさがらないでさっさと登りも付けてしまえば早くて楽だっただろうね・・・。」とすぐに頭の中で考えたのは言うまでもありません。
すごい勢いで歩いていたら大分前に先行していた人たちと見晴らし小屋で出会いました。チビアイゼン効果ですね。一息入れて再出発。
さっさか下っていくのですが、この道確かに急で北向きは雪があってアイゼンなしだと登りでもきついな~っと感じるところも数箇所ありますが、雪が無いところもかなりあって。アイゼンつけてると歩きづらいと感じることもしばしば。
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今度はいつ取ろうというのが難題となりました。
でもって、大分下ったところできっとあと少しで峠だろうからもういいんじゃない?!なんて話してさっさと取ってしまったら、これがいけなかった。
先に進んでみると、最後鞘口峠までのひと下りが雪がある上傾斜がある!
先行していた団体の方たちに「アイゼンないの?」「大丈夫??」など声を掛けてもらいましたが、どうにか下りれそうな感じなのと今更付け直すのが面倒だったので(←またかい!!)、「持ってるんですけど・・・これで行っちゃいます!」と強行突破。
「お先にどうぞ!」の言葉にすっごい勢いで下りていくチームパンダ。
慎重に足を着く場所を考え、踏み固められた雪のすぐ脇のまだやわらかい雪に足を下ろして進みます。
それでも2度豪快にズテッとしてしまいました。
その後も「おっ!」「うわっ!」っと足を取られながら何とか鞘口峠に着きました。ホッ。。。
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ここからは森林館に向かっての下り道。
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もう雪はないと安心していたら、やっぱり日陰は雪が凍ってまして、あちゃ~っといった感じでしたが、隅っこの踏み固められてない雪を踏みしめて戻って来れました。

なんだろ?
今までのやまのぼりで一度も経験したことの無いことがいっぱいあったからかな?
時間は休憩・山ご飯タイムを入れても4時間弱。
とても新鮮で楽しかったやまのぼりでしたっ♪

そうそう。
最初のうちはやまのぼりが終わったらキーホルダーをまた作って帰ろうとも思いましたが、やまのぼりが終わったら満足しちゃって最終的にはやらないで帰ることに。

何だか足と腕が疲れているのできっと明日は筋肉痛かなあ。
あとちと腰も痛い。ズッコケたからかなあ。
平日は体を労わろっと!

by piropom510 | 2008-03-02 23:59 | パンダのやまのぼり2008。