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かっちょいい(はず)☆ 五竜岳

午前3時すぎ。
昨夜の風をどうにかやり過ごして起きてみると、まだまだ風は強め。
何やら時折雨音も聞こえたりして。
本当は5時には山頂目指して出発し、朝陽でも~~~っていう計画でしたが、こんな感じじゃ~ね~~~って話になりまして、もちろん再度「zzzzzzzzzzz…」ってしました。

再び起きた時はテント周りは人の動きを感じるほどでした。
もう少し明るさを感じます。
皆さんもさすがに活動開始って感じです。

外に出ると、とりあえず雨はどうにかなるみたいです。
でもガスはかかったままだけど。

この明け方の写真たちは感度を上げています。

あ、ちょっとの間だけだったけど、朝陽がちらりと見えましたよ♪
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この段階で大分周りのテントの人たちは撤収していました。
唐松方面に向かう人、遠見尾根から下山する人、キレットに向かう人などそれぞれ。
チームパンダは山頂ピストンをしてから撤収する予定なので、若干のんびりモードで準備します。
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山荘泊まりの人たちも、どんどん山頂に向けて出発していますね。
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さてと。
チームパンダも山頂に向けて出発しますよ。
しっかし、いったいこの周りは晴れていたらどんな景色が楽しめるのでしょうね?
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ゆる~く登っていきます。
ひいパンダは空身だから軽快に…とはいけませんが、せっせと歩くことに専念します。
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途中から岩ごろの斜面を進んでいきます。
登山道のすれ違いは譲り合いの気持ちでですね。
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最初のうちに鎖がちびっとありますが、ここは全然大丈夫。
1つめのピークは山頂ではありません。1回鞍部に下ります。
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ここからが五竜岳への道って感じかなあ~。
より岩ゴロ感は増してくる感じがします。。。
ここら辺は手足をしっかり使って登っていました。
山頂手前あたりで大きな岩を登って行ったり、鎖を使って登ったりと、ぐっと高度を上げていく感じになります。
へへへ。ガスっているせいか、怖さがほとんど出てこなくて、ぐんぐん登れますね。
でも他にも人がいたので、このあたりの岩場の写真は撮れませんでした。
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テント場出発からおよそ45分。
お、山頂か?!って思ったら違いまして、最後に痩せている岩の道を進むと…
はい、本当の山頂です!
あの、五竜岳の山頂に今立っているんですよ~~~☆★☆
昨日は唐松岳から眺めて…その前の日は鹿島槍ヶ岳から思いを馳せていたこの頂ですが、残念ですがここから見えるであろう景色は次回のお楽しみとなりました。
そのせいか、山頂滞在時間は5分もありませんでした。。。
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そそ。
ここはあの「お、山頂か?!って思ったら違いまして、最後に痩せている岩の道」です。
戻る時に撮りました。
ほら、ガスっているから分かりずらいですが、狭いですよねえ。
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「お、山頂か?!」って思っていた地点は、キレットへの道の分岐点となります。
ここまで歩いてくる間に、多分キレットに向けて歩いて行くであろう大きいザックを背負った人たちを見かけました。
ただただ「すごいな…」というまなざしを送ってしまいます。
でも良く見ていると、そのまま進む人もいれば、情報交換をして行くのを断念する人もいました。
それぞれの判断。
このガスの中では、厳しく判断基準を決めていかないといけない気がします。
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チームパンダ、今日は下山なので早速山荘目指して戻ります。
あれ~~~?
テントがほとんどないよ~。
チームパンダのお家がポツンと残っています~!
テントに着いたら、一休みしてテントを撤収。
そう。この時に帰りの電車の時間を再確認して歩くペースを作れば、最後のドタバタ劇はなかったと思うんです。それはまたあとで書くとしまして。
山荘出発の人たちの中で、遠見尾根で下りる人たちの中では後ろの方だったと思います。
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山荘から唐松岳方面にひと登り、分岐点に来ました。
ここから遠見尾根に入りますよ♪
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一旦すぐそばの白岳に登ります。横目に五竜山荘が!ちょこっと登ってきただけなのに、結構高度感のあることったら!
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紅葉の道を白岳山頂へ行きましょう☆
山頂からは昨日登った八方尾根が見えて、これから下る遠見尾根を確認することが出来ました。
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ここから地図によると急坂らしいので、一旦靴ひもを縛りなおして気を引き締めます。
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はああああ。下りますねえ。そして紅葉も素敵ですねえ。
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少し下ったら、五竜山荘が今度は目線より上に移りましたよ。
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ざれているところも多いので、スッテンしないように気をつけて…と。
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ところどころ鎖場もあり。
使わなくても下りられるところが多いですね。
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五竜岳山頂にかかったガスは最終的に最後まで取れることはありませんでした。
今日はすっきりと会うことは出来なかったけど、いつかまたあなたに会いに来たいと思います。
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急坂がほぼ終了しました。この地点に着く前には結構段差の多い階段も多くて、慎重に下りました。
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ここからは下りは下りなのですが、実際は尾根のアップダウンを繰り返していくので、意外に体力がいる感じがします。
西遠見山・大遠見山・中遠見山・小遠見山へと続く道です。ほぼ尾根の上を歩いて行きます。
西遠見山はどこだか分からないうちに通過していました。
次は大遠見山へ~なんですけど、なかなかそれらしい場所に着かない。
あれ?快調に下っているはずだから、コースタイムより早く下りてきているはずだからもう大遠見山に着いてもいい気がするけど、着かないなあ…?ってつい心配になってくるほどです。
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ここの池のほとりに西遠見の看板がありました。
が、ここは西遠見山近くの池塘になるってことなんでしょうね。
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平坦なところは平坦なのでそういったところは頑張ることにしましょう。駆け抜けるように歩きます。
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この倒れた看板が大遠見山と書いてありました。
なんだろ?山っぽく感じませんけど~。
山荘からようやく着いたここまでのコースタイムはとんとんでした。
ん~~~。スタート時刻が遅かったから、少しペースアップしないといけないかも。
まだこの段階ではこんな感じで急いだ方がいいかな~っと軽く考える程度でした。
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ここから中遠見山~小遠見山までは出来うる限りのペースアップを図ったらかなり時間を縮めることができました。よしよし。
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どんどん前を歩く人を抜かします。まだまだひいパンダ、元気です。めっずらしい☆
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そして小遠見山まで到着!
実はここ頂上は巻き道があって、山頂を踏まなくても下ってこれるのです。
チームパンダは気づかずそのまま巻いていたのですが、ちょっと登ったところに山頂があったことに気付いたので…さ~隊長に「山頂写真欲しいなあ~…でももう疲れちゃったしなあ~…」風に視線を送ると、やさしいのでちびっと登り返してくれて写真を撮ってきてくれました。ありがとう☆でも、分岐であんなに重いザックをデポっていけば良かったね(笑)。
ここはテレキャビンから上がってきてハイキングルートの終点としてのお山でして、ここがハイキングと登山の分岐点な感じです。道も90度曲がる感じで、昨日から歩いてきた道を左手に眺めながら下ることになります。
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もっと晴れていたらいいんだけど、この辺りの尾根道、とっても気持ちいいですよ♪
この気持ちのいい尾根の終わりにある二ノ背髪と呼ばれるところで、腹ペコだったのでエネルギー補給をすることになりました。
どこか余裕~♪という感じで、パンをかじっている時、なんとなく五竜山荘で調べた大糸線の時刻表を見たのでした。

す、す、すると…

実はかなりまずいことになっていたのです。
12時33分に神城駅発の電車に乗れれば~って考えていたんですが、この電車に乗るにはもう時間が押し過ぎていたのです。
次の電車は2時間後になってしまいます。
帰りの高速道路の渋滞を考えると、出来れば早めに移動しておきたいところ…。

普通に急いで歩くっていう程度では完全間に合いません。
登山道は出来る限りの急ぎ足で、テレキャビンを下りたら、神城駅までの舗装道路を爆走して間に合うか間に合わないかってくらいでしょうか。

気づいてしまったら、行けるところまで行ってみましょう。
急ぎ荷物をしまって、下る準備をします!
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爆走に次ぐ爆走。地蔵の頭もさらっと通過。
足も無理して下りているから、大分ガタがきているようです。
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あ、人工物発見!
アルプス展望リフトには乗らないよ。
逆に時間はかかるだろうし、何よりお金がかかる(笑)!
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あえて平坦なところは急ぎ足って程度にして、バランスをとります。
冬場ならゲレンデになる植物園内を通過していきます。
まだこの段階で間に合いそうにもありません。
とりあえずテレキャビンの駅「アルプス平駅」に到着。
急ぎチケットを買って乗り込みます。
テレキャビンの中でも間に合うか間に合わないか検討会。
あとは下りてからの時間短縮次第になりました。
あ、テレキャビンも10キロを境に荷物料金が発生しますよん!
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アルプス平駅の標高辺りはガスに包まれていましたが、遠見駅では曇り空となっていました。
ここから駅近くまでの一直線の下り道を、ほとんど止まらないで走ります。
舗装道路を重登山靴で下るのはかなり苦痛でして、ひいパンダは靴ズレがここで出てしまいました。
でも痛くてもここまで頑張ってきたなら、間に合わせたい!そんな思いでいっぱいでした。

確かコースタイム的には駅まで20分ほど。
でもチームパンダは10分ちょっとで下りてきまして…。

駅に向かって爆走していると、なんとホームに入ってきた電車が見えました。
「もう間に合わない!」と思ったところ、さ~隊長が単線だからすぐには出ないはずだよと言いだした。
なんなら、先に行って乗車券買って待ってて!とさ~隊長に先行してもらって、ひいパンダは孤独な自分との戦いになりました。
なんと乗るべき電車は高架橋を登って下った反対側にありやがりまして。
乗車券は駅員さんがもう時間がないから、電車内でお願いしますと言っていたそうで、ひいパンダが駅構内に入ってきたら、後は2人で橋を渡って(重登山靴で1段抜かしで階段を走り抜け…電車に飛び乗り…そしてドアが閉まりました。



そう。このドアに間に合わせるためにあんな上から休みなしで駆けていたのだよ。。。

そして、間に合ったんだ…




汗だく、息は切れる。





ヨカッタヨーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!





電車にドタバタと滑りこんできたチームパンダ。とっても目立ってました~~~(恥)。

(←後日談。のちに気づいたのですが、夏の最盛期とこのシルバーウィークの間だけ、神城駅とエスカルプラザ(テレキャビン・遠見駅)間に無料シャトルバスが運行していたようです。上り下りとも電車の時間に合わせて、ダイヤが組まれていた模様。実はぎりぎりで下りてきたチームパンダも時間的に乗れたバスがあったみたい。ちゃんと乗り場や時間を調べておけば乗ることが出来て、あの最後の焦りのテント装備ザックでのダッシュはしなくては良かったかも入れませんが。ま、この走った体験はある意味思い出となったのでよしとしましょうね。そう思わないと、なんだか悲しい…。)

ある意味、放心状態で下車した白馬駅。
さっきまでの怒涛の時間と今の穏やかな時間のギャップに、力が抜けてしまったようです。ははは。

白馬駅改札口で神城駅から乗ったことを伝え、お金を支払い、八方までのバスの停留所で20分ほどの時間待ちました。
あまりに喉が渇いたので、ここでコーラを買って2人で分け合って飲むことに。
このコーラの美味しいこと美味しいこと…☆
ひいパンダ、あまりの美味しさに、間に合ってここにいる安ど感に、目が潤んでしまいましたよ…

そのあとはバスに乗って、八方で下りて、10分ちょっと歩いて、車の待つ駐車場に戻って、シルバーウィークのやまのぼりがすべて終了したのでした。

色々あったけど、ほぼ天気に恵まれて、あこがれていた山域に足を踏み入れられて、とっても幸せな大満足の山旅でした☆
またいつか(特に五竜岳から見る風景を見に)訪れてみたいです♪

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by piropom510 | 2009-09-22 23:55 | パンダのやまのぼり2009。